伊勢志摩国立公園は、三重県中央部に位置する志摩半島と、その周りに広がる国立公園で、おおよそ2つのエリアに分けられます。
一つは、伊勢神宮と背後に広がる自然豊かな森林環境を中心とした内陸のエリア、もう一つは複雑な地形・地質及び小さな入り江と岬が無数に点在するリアス海岸に代表される海岸沿いのエリアです。ほかの国立公園に比べると、民有地の割合が96%以上と非常に高く、人の生活圏を多く含むため、伊勢神宮、海女漁、真珠養殖に代表される地域の生活、歴史、文化、風習に深くふれることができるのが特徴で、美しい景観を誇るとともに人と自然の関わりを感じさせてくれる国立公園です。